- にし
- I
にし(連語)〔完了の助動詞「ぬ」の連用形「に」に過去の助動詞「き」の連体形「し」の付いたもの〕⇒ にき(連語)IIにし(連語)〔断定の助動詞「なり」の連用形「に」に副助詞「し」の付いたもの〕断定の意をさらに強めて表す。III
「八千矛(ヤチホコ)の神の命萎(ヌ)え草の女(メ)~あれば/古事記(上)」
にし【二死】野球で, アウト-カウントが二つであること。 ツー-ダウン。 ツー-アウト。IV「~満塁」
にし【二至】夏至と冬至のこと。→ 二分Vにし【螺】ある一群の巻貝の総称。 アカニシなど。VIにし【西】(1)方位の一。 太陽の沈む方角。 十二支を配するときは酉(トリ)の方位。⇔ 東(2)西から吹く風。(3)〔仏〕(ア)西方浄土。 (イ)「西本願寺」の略。 お西。(4)劇場で, 江戸では舞台に向かって左側, 京坂では右側をいう。(5)相撲で, 番付上で左側に記されている方。 東より格は下とされる。(6)資本主義国家。 西ヨーロッパに多いことからいう。→ 西側(7)江戸新宿の遊里。 江戸城の西にあったのでいう。~向(ム)く侍(サムライ)⇒ 二四六九(ニシムク)士(独立項目)~も東もわからない(1)その土地の地理に不案内である。(2)物事の道理をわきまえない。 分別がない。VIIにし【西】姓氏の一。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.